こんにちは。のりを (@NORIWO_or_DIE)です。
現在「将棋超初心者講座」と題しまして、将棋の基本のキについて勝手に連載しています!
今回はその第2弾、「攻め」の次は「守り」ということで、「囲い」についてのお話です!
前回の記事はこちら↓
【将棋超初心者講座①】駒の動かし方を覚えたら、次に覚えるべきこと【居飛車・振り飛車とは】 - のりらじブログ NORIWO RADIO BLOG
この講座は、以下の方を対象としています。
将棋の駒の動かし方は覚えたけど、その後何をすればいいのかわからん…
将棋で一度も勝てた試しがない…
基礎基本からもう一度見直したい
そして、以下のような状態になることを目標としています。
将棋ウォーズ5級レベルになること
ぴよ将棋LV10ピヨ太に待った無しで勝てるようになること
それでは、早速参りましょう!
「囲い」とは?
「囲い」とは、「玉を守る陣形」のことを指します。
将棋では、攻める前に、まずはしっかりと玉を固めて陣形を整えるのが一般的です。
(陣形を整える前に攻める「急戦」というのも、実戦では多く出てきますが、まずは「囲い」を覚えることで急戦にも対応できるようになっていきます。)
「居飛車」「振り飛車」でそれぞれ囲いの種類が様々あります。
これからの方針として、まずはこの内から一つの囲いを選んで実戦でパターンを覚えるのがオススメです。
どの囲いも、先達が研鑽に研鑽を重ねて産み出された、大変美しい形となっています。
そして、どの囲いも良いところもあれば、悪いところもあります。
まずは自分の好きな囲いを選ぶところから始めてみましょう!
「居飛車」の囲いの代表例
矢倉囲い
●特徴
・上からの攻め(対居飛車)に強い
・横からの攻め(対振り飛車)に弱い
●一般的な手順
7六歩、6六歩、6八銀、7七銀、7八金、5八金、6七金、7九角、6八角、6九玉、7九玉、8八玉
(※角の頭を守るため、△8五歩と来たら、▲7七銀が打てるように適宜手順を変えてください。)
●ポイント
おそらく最もポピュラーな囲い。矢倉の変化系の囲いも多い。
船囲い
●特徴
・横からの攻めに強い
・上からの攻めに弱い
・短手数で組める
●一般的な手順
7六歩、4八銀、5六歩、6八王、7八王、5八金 、9六歩
●ポイント
短手数で組めるため、急戦を好む方に多用されている印象です。
(居飛車)穴熊
●特徴
・最も囲いが堅い(絶対に王手がかからない)
・玉の逃げ道がない
・手数がかかる
●一般的な手順
(上記「船囲い」の最後9六歩を指さないところから)5七銀、7七角、8八玉、9八香、9九玉、8八銀、7九金、6八金右、7八金右
●ポイント
手数はかかりますが、守りは最強です。
ただし、同時に攻め駒も少なくなります。
「振り飛車」の囲いの代表例
美濃囲い
●特徴
・横からの攻め(対居飛車)に強い
・上からの攻め(対振り飛車)に弱い
・ここから変化させやすい
●一般的な手順
6八飛、4八王、3八王、2八王、3八銀、5八金 、1六歩
(※四間飛車の場合。この手順の前に7六歩、6六歩とすることが一般的です。)
●ポイント
比較的短手数で組める上、囲いを変化させやすい。
高美濃囲い
●特徴
・上からの攻めに強い
・横からの攻めに弱い
・美濃囲いから変化させるのが一般的
●一般的な手順
(上記美濃囲いの続きから)
4六歩、4七金、3六歩、3七桂
●ポイント
相手が振り飛車だった場合に有効な囲いです。
銀冠
●特徴
・上からの攻めにかなり強い
・横や下からの攻めに弱い
・高美濃囲いから変化させるのが一般的
●一般的な手順
(上記高美濃囲いの続きから)
2六歩、2七銀、3八金
●ポイント
高美濃囲いよりさらに上からの攻めに強い囲いです。まさに、アグモン→グレイモン→メタルグレイモンといった感じですね。(違います)
囲いに慣れてきたら、相手の戦法によって囲いを変える
例えば、本当に始めたばかりという場合、まずは居飛車であれば「矢倉囲い」もしくは「船囲い」。
振り飛車であれば「美濃囲い」を覚えるところから始めてみると良いと思います。
実戦を通じて、ある程度指すことに慣れてきたら、今度は相手の戦法に合わせて囲いを変えてみましょう。
大きく分けて、上からの攻め、横からの攻めという感覚を掴むだけで、勝率はグッと上がると思います。
ちなみに、僕自身は振り飛車党(四間飛車)で、美濃囲い、高美濃囲いを多用しています。
「四間飛車」は初心者の方に特にオススメと言われているので、その言葉に則って張り切って勉強している真っ最中でございます。笑
まとめ 得意な囲い・好きな囲いを探してみよう
今回は代表的な囲いを6つ紹介しました。
これ以外にも、様々な囲いがあるので、好きな囲いを見つける参考となりましたら幸いです。ちなみに僕は美濃囲いちゃんが好きです…///
もっと詳しく勉強されたいという方は、下記の書籍などを参考にしてみてください!
次回は、「序盤」「中盤」「終盤」という考え方について書いてみようと思います。
それでは、また!
【将棋超初心者講座③】「序盤」「中盤」「終盤」の感覚を意識してみよう! - のりらじブログ NORIWO RADIO BLOG